やぁ、また会ったね。春川です。
今回は、HUNTER×HUNTERファンの間で話題になっている
ヒソカ=モロウ(以降、ヒソカ)がイルミ=ゾルディック(以降、イルミ)に成り代わっている説
について、情報を整理しながら考察していこうと思うよ。
クロロ=ルシルフル(もしかしたら幻影旅団も共闘かも?)との戦いに敗れて、旅団殺しに奔走しているヒソカだけど、ハンター試験から共に行動することが多いイルミとの関係は、結構謎な部分が多いよね。
今回はそんな2人のプロフィールも合わせて、HUNTER×HUNTER36巻現在における、【ヒソカ=イルミ説】について考察していくよ。
ヒソカとイルミってどんな関係?
まずは、ヒソカとイルミの関係とプロフィールをおさらいしてみよう。
- 名前:ヒソカ=モロウ
- 身長:約187cm
- 体重:91kg
- 血液型:B型
- 年齢:不明
- 性格:自他共に認める「気まぐれ」で「嘘つき」
- 念タイプ:変化系、具現化系
- 補足:ハンター試験287期生(ゴン=フリークス、イルミと同期)、元幻影旅団団員
こんな所だね。
いつ見てもガチムチですね、ヒソカさん。
作中では戦闘狂のヒソカだけど、クロロ=ルシルフルとの戦いは残念だったね。
こちらの記事には、ヒソカが初黒星を喫したクロロとの戦いについてまとめてあるから、是非読んでみてほしい。
続いて、イルミのプロフィールを紹介するよ。
- 名前:イルミ=ゾルディック
- 身長:185cm
- 体重:68kg
- 血液型:A型
- 年齢:24歳
- 性格:感情の起伏があまりないが、キルアのことになると異常な執着心を見せる
- 念タイプ:操作系
- 補足:ゾルディック家の長男、ハンター試験287期生、ヒソカ曰く95点
ヒソカとは打って変わって、モデル体型のイルミさん。素敵だね。
キルアへの異常な愛情が、たびたび読者をドン引きさせてるイルミの詳しい情報は、こちらにまとめてあるよ。
作中でも1巻から登場しているこの2人だけど、その関係については結構謎は多いんだ。
「どこで出会ったのか」「なぜ、共に行動しているのか」などなど、気になっている読者は割と多いんじゃないかな。
僕もこの記事を書くに当たって、ヒソカとイルミが出ているシーンをもう一度見直してきたけど、二人の出会いや、行動を共にする理由について述べているシーンは見当たらなかったよ。
それでも、何となく二人の関係を理解できるようなイルミの発言があったから紹介するね。
彼とはもちつもたれつだったけど 最後はどちらかがどちらかを殺すと思っていた
『HUNTER×HUNTER』36巻 138ページ
今回の考察では、この発言をした段階で「イルミ=ヒソカ」なので、ヒソカの発言かもしれないけど……。
まぁ変わった関係だけど、お互いを認め合っていることは伝わってくるね。
ヒソカは現在イルミに変装している!?
では、いよいよ本題「ヒソカ=イルミ説」を考察してみようか。
1. イルミの一人称が「オレ」から「ボク」に
イルミの一人称は、1巻に登場したときからずっと「オレ」だった。
ところが、イルミが幻影旅団に入団しヒソカを追う立場になった途端、自分のことを「ボク」と呼んでいるんだ。
ご存じの通り「ボク」はヒソカの一人称だね。
もうこの段階でかなり「ヒソカ=イルミ説」は信憑性を帯びてくるんだけど、ヒソカさん脇甘いっすよ。
まぁ、旅団のメンバーがイルミに出会うのは36巻のこの時が初めてだから、大したミスではないのかな?

あとは、冨樫先生の凡ミスという可能性も……。
2. ヒソカの念能は「ドッキリテクスチャー」と「バンジーガム」
ヒソカの念能力「ドッキリテクスチャー(薄っぺらな嘘)」と「バンジーガム(伸縮自在の愛)」は組み合わせることで、欠けた体を補ったり、見た目をそっくりにすることができる。
実際今も、クロロ戦の傷は負ったままだから、顔はかけてるわ左手は指ないわ右足は膝から下ないわでぼろ雑巾状態。
この状態を念能力で補完してるんだけど、治療じゃないからね。ヒソカの能力。
まぁ、何はともあれこの念能力を使えばイルミの見た目を再現して、成り代わることは可能だね。

懸念があるとすれば「声」だね。ドッキリテクスチャーとバンジーガムでは声マネはできないはずだからね。
3. マチがイルミをガン見してる
36巻では、幻影旅団の団員がヒソカを殺すために決起集会を行う場面があるよ。
集会にはイルミも新参者として参加するんだけど、問題のシーンは解散の時にあるんだ。
各々が、背を向け解散していく中でマチ=コマネチ(以降、マチ)だけが、イルミを後ろからガン見しているんだ。
同じ旅団員のノブナガ=ハザマ(以降、ノブナガ)や団長・クロロ曰く、
マチの勘は良く当たるそうだよ。
ヒソカと付き合いが長いのもマチだし、かなり有力な証拠になりそうだね。
4. 表紙に描かれている花とイルミ
36巻の表紙カバーにはポップなタッチで幻影旅団のメンバーが描かれているんだけど、これも「ヒソカ=クロロ説」を裏付ける重要な証拠なんだ。
36巻の表紙カバーは12巻の表紙カバーと対になっていて、比べてみると微妙な違いに気付くと思う。
どうだろう。12巻のカバーが36巻ではどうなったか、比較して違いを確認してみよう。
- ヒソカがいなくなっている
- コルトピ、シャルナーク、ウヴォーギンが消え、花が3本描かれている
- 新加入のカルト、イルミが描かれている
- イルミの手には花が握られている
こんなところかな。
ご存じだろうが、コルトピ、シャルナークはクロロに負けたヒソカがリベンジのために殺した最初の旅団員だ。
ウヴォーギンも、クラピカによって殺されている。
つまり、12巻~36巻の間に死んだ団員はカバーに描かれておらず、代わりに花が描かれている事になるね。
それを踏まえて、もう一度36巻のカバーを見てみよう。
イルミさん、団長を後ろから狙ってますよね??
しかも左手には花……。
全ては「イルミ=ヒソカ」だと考えれば、すんなり飲み込める構図なんだよね。
5. 背表紙(カバー)には団長と花を持ったイルミ、カバーを外すとマチが現れる
そして最後が、本の背表紙に関してだよ。
36巻の背表紙(カバー)を見ると、相変わらずイルミ(ヒソカ?)が団長を後ろから狙っている。
でも、今回見て欲しいのはそのカバーを外したところ。
マチ。やっぱりマチ。勘が鋭いマチ。ヒソカと付き合いが長いマチ。
団長を狙う、イルミ(ヒソカ?)をさらに裏から見つめるマチ。
36巻背表紙の構図はこんな感じになっているんだ。
やっぱり全ては「ヒソカ=イルミ」と考えると納得がいくんだよね。
本当に面白いマンガだと思うよ。
【ヒソカ=イルミ説】考察はさらに奥へ
さぁ、「ヒソカ=イルミ説」はどうだったかな?
春川的には、 かなり信憑性がある考察だと思うんだけど。
でも、僕は今回の考察には更にもう一つ奥があるとにらんでいているんだ。
それは、「マチにバレていることもヒソカは承知の上で行動している」のではないかってこと。
つまり、最終的にはマチもヒソカの餌食になると思っているんだよ。
なぜそう思うかというと、今回の表紙カバーを使ったトリック(背表紙の表面と内面で内容が違う)って、なにか既視感があるよね。
そう、ヒソカの念能力である「ドッキリテクスチャー(薄っぺらな嘘)」の効果にそっくりなんだ。
もしかしたら、今回の背表紙を使ったトリックは「ヒソカ=イルミ説」や「マチがイルミの正体に気付いている」っている伏線を表しているだけでなく、
全てはヒソカの掌の上
っていうことを表しているんじゃないかって僕はにらんでいるんだ。
37巻ではイルミ(ヒソカ?)はどんな動きをするんだろうね。
楽しみで仕方がないよ。