こんにちは!結野です!
今回は、新海誠監督の大ヒット作品『君の名は。』と、最新作の『天気の子』の時系列について調査してみたわ。
『天気の子』公開当初から、「この二作品は繋がっているんじゃないか」と言われていたけど、時系列を整理してみると「まさか!?」な展開が待っていたの。

二つの映画の繋がりを探ろうと映画をみてたけど、一回じゃ何にもつかめなかったな。
という方のために!!
この記事では、『君の名は。』と『天気の子』の時系列と、「二作品の繋がり」「もしこの二作品が同じ世界だった場合」についてまとめてあるわ。

ストーリーのネタバレがあるから、『君の名は。』や『天気の子』をまだ見ていない人は注意してね。

U-NEXTでは、31日間の無料トライアル期間に『君の名は。』が見れるわ!
31日以内に退会すれば、『君の名は。』以外の作品も無料で視聴できちゃうからおすすめよ!
『君の名は。』の時系列まとめ
まずは、『君の名は。』の時系列を解説するわ。
『君の名は。』は「入れ替わり」があって、時間の流れが少しわかりづらくなる部分もあるわよね。
「入れ替わり」についてもっと理解したい!って人は、この記事を参考にしてね。

さっそく、時間の流れを表にまとめてみたわ。
西暦 | 日付 | 出来事 |
2013年 | 9月2日 | 瀧くんと三葉が最初の入れ替わりをする |
10月2日 | 最後 (11回目) の入れ替わりをする | |
10月3日 | 三葉 (17) が瀧くん (14) に会いに東京へ行く | |
10月4日 | ティアマト彗星落下 | |
2016年 | 10月 | 瀧くん (17) が糸守町へ |
2021年 | 12月 | 瀧くん就活。陸橋の上で二人がすれ違う |
2022年 | 4月8日 | 瀧くん (22) と三葉 (25) が再会。「君の名前は?」となる |
こんな感じね。
瀧くんと三葉が再会したのは2021年と考えている人もいるみたいだけど、瀧くんの就活中のシーンで映されたスケジュール帳には、「2021年の12月」と書かれているわ。
丸の内 @センタービル
て多分弊社なんだろうなあ
君の名はの瀧くん就活手帳 pic.twitter.com/ks7JNNF2r8— すみよん (@waywayJustaway) June 30, 2019
そして、原作小説『君の名は。』の再会シーンの時には、
俺は大学を卒業し、なんとか手にした就職先で働いている。
と、瀧くんが就職していることが記されているわ。
これらのことから、二人が再会したのは「2022年」ってことがわかるわね。
また、瀧くんと三葉が再会した日にちは映画では明かされていないけど、漫画の『君の名は。』の第3巻で描かれているのよ。
これは、瀧くんと三葉が再会する直前の三葉の携帯画面。
しっかり「4月8日」と記されているわね。
曜日も2022年4月8日は金曜日。
ということで、二人の再会は「2022年の4月8日」で間違いなさそうね。
『天気の子』の時系列まとめ
次は、『天気の子』の時系列をみていくわよ。
西暦 | 日付 | 出来事 |
2021年 | 8月 | 帆高 (16) と陽菜 (15) が出会う |
帆高が滝くん (21) と三葉 (24) と出会う | ||
帆高が陽菜を助け、世界のあり方を決定的に変える | ||
2024年 | 3月 | 帆高 (18) が大学へ進学、水没した東京へ上京。高校生の陽菜 (17) と再会する |
こんな感じかしら。
『天気の子』は大体の出来事が2021年の8月に起きていることがわかるわね。
『天気の子』の作中で「〇〇年〇〇月」というセリフや表立った設定はないけど、下の画像から読み取ることができるわ。

『天気の子』の世界が「2021年8月」だということがはっきりわかるわね。
このあと帆高が、人柱として神隠しにあった陽菜を助けたことで「雨が降り止まない世界」に変えてしまうの。
そして、帆高は島に戻ることになったけど、この3年後の「2024年」に高校を卒業して東京へ上京し、陽菜に再会しているのよ。
『君の名は。』と『天気の子』の時系列比較
『君の名は。』と『天気の子』の時系列は理解できたかしら?
二つの時系列をわかりやすくするために、両者を比較してみたわ。
西暦 | 日付 | 『君の名は。』の出来事 | 『天気の子』の出来事 |
2013年 | 9月2日 | 瀧くんと三葉が最初の入れ替わりをする | |
10月4日 | ティアマト彗星落下 | ||
2016年 | 10月 | 瀧くん (17) が糸守町へ | |
2021年 | 8月 | 帆高 (16) と陽菜 (15) が出会う | |
帆高が瀧くんと三葉と出会う | |||
世界のあり方を決定的に変えてしまう (雨) | |||
12月 | 瀧くんと三葉がすれ違う (雪) | (雨) | |
2022年 | 4月8日 | 瀧くん (22) と三葉 (25) が再会。「君の名前は?」となる (晴) | (雨) |
2024年 | 3月 | 帆高 (18) が大学へ進学、水没した東京へ上京。高校生の陽菜 (17) と再会する
(雨) |
『君の名は。』と『天気の子』の時代がかぶっていることがわかるわね。

ここで、二つの世界が同じかどうかを知るポイントとなるのは “天気” なんだ。

『天気の子』では、帆高と陽菜の選択によって、2021年8月から東京には3年以上雨が降り続いていたね。

でも、瀧くんと三葉が東京都内で再会した時は、綺麗な晴天。ってことは二つの世界は別なのかな?

この “天気” の矛盾があることで、二つの世界が同じかどうか、ファンの間では様々な考察がされているわ。
その考察の前に、そもそも、なんで二つの世界が同じだと言われているのかを、次の項で解説するわね。
『君の名は。』と『天気の子』が繋がっていると言われる理由
『君の名は。』と『天気の子』が繋がっていると言われる理由は、
- 『君の名は。』のキャラが『天気の子』に出演しているから
- 『君の名は。』と『天気の子』に共通する部分があるから
ということがあげられるわ。
それぞれを詳しく解説するわよ。
『君の名は。』のキャラが『天気の子』に出演している
まず、大きな理由として『君の名は。』の主人公・瀧くん、ヒロイン・三葉をはじめとして、三葉の幼馴染のテッシー、さやちん、妹の四葉までもが『天気の子』に出演しているのよ。
↓各キャラの出演シーンを知りたい人はこちらから↓

しかも、時系列的に5人の年齢も設定もぴったり当てはまって描かれているわ。
- 瀧くん→就活中?
- 三葉→アクセサーショップ店員
- テッシー・さやちん→二人でデート
- 四葉→高校生

瀧くんに関しては、就活中で内定もらえていないはずなのにずいぶん余裕だったわね。

まだ8月だからって思ってたんだろうね。まさか12月まで内定もらえないなんて思ってもいなかったんだろう……。
『君の名は。』と『天気の子』には共通点が多い
二つ目は、『君の名は。』と『天気の子』には、共通している部分や、アイテムがあるのよ。
それぞれを簡単に紹介していくわね。
まず一つ目が、「自然災害が取り上げられている」という点。

『君の名は。』では、隕石の落下という自然災害によって、ヒロインである三葉が住む糸守町が消えてしまうというのが大きなポイントになるわよね。
『天気の子』でも、タイトルに天気と入るだけあって、雨が降り続く東京と、晴れ女となったヒロイン陽菜が描かれているわ。

この「自然災害」には、新海誠監督からのメッセージがあるとも言われているよ。
二つ目は、映画の主題歌・挿入歌を人気ロックバンドの「RADWIMPS」が手がけていることよ。
『君の名は。』では、主題歌の「前前前世」がPV公開わずか10日間で800万回再生を超え、大ヒットしたわね。
街並みや自然がとても細かく綺麗に描かれた絵に、RADWIMPSの美しいメロディと歌声がとてもマッチしていて、見る人の感動を呼んだわ。
そんな『君の名は。』に続き、『天気の子』の主題歌・挿入歌もRADWIMPSが手がけると知り、より映画を観たくなった人も多いんじゃないかしら。

映画館での全身に響くあのメロディは最高だったな。
『君の名は。』の挿入歌についてまとめた記事もあるから、ぜひ読んでみてね↓↓↓

最後は、『君の名は。』と『天気の子』に共通して登場するオカルト雑誌の月刊「ムー」よ。
この月刊「ムー」は、三葉の幼馴染のテッシーこと勅使河原 克彦 (てしがわら かつひこ) の愛読書で、UFOやUMA (未確認生物) 、都市伝説や超自然現象などを扱う、人気のオカルト雑誌なの。

そんな月刊ムーは『天気の子』にも登場していて、ケイちゃんこと須賀 圭介 (すが けいすけ) が経営する編集プロダクションで月刊「ムー」の記事執筆をする場面があるの。

天気の子では、この記事執筆の題材に「100%の晴れ女」を取り上げたことで、陽菜の定められた役割を知ることになる、重要なアイテムでもあるわ。

テッシーが読んでいた雑誌だと気付いた時には、手の込んだ設定に鳥肌が立ったな。

こんな共通点がある二作品だから、繋がりがあると言われているのね。
『君の名は。』と『天気の子』が同じ世界だったら……
映画の時系列や、二つの作品が繋がっていると言われる理由は理解してもらえたかしら?
次は、もし『君の名は。』と『天気の子』が同じ世界で繋がっているとしたら、どんなことが起きるのかを考察してみたわ。
瀧くんと三葉が〇〇したことで再会できなくなる

時系列の時に解説したように、『君の名は。』では、2022年4月に晴れた空の下で瀧くんと三葉が再会するという、感動のラストが描かれていたわ。
でも、『天気の子』では2021年8月から2024年の3月まで雨が降り続き、2024年には雨の影響で東京の三分の一が水没しているの。
……と、いうことは!
そう。『君の名は。』と『天気の子』が同じ世界だった場合、『君の名は。』の階段での再会は実現しなくなってしまうのよ。
これは、人柱として神隠しにあった陽菜を帆高が助け、二人が青空よりも陽菜の存在を選択した結果。
世界は最初から狂っていたわけじゃない。僕たちが変えたんだ。
あの夏。あの空の上で僕は選んだんだ。青空よりも陽菜さんを。
大勢の幸せよりも陽菜さんの命を。
そして僕たちは願ったんだ。世界がどんな形だろうとそんなことは関係なく、ただ、ともに生きていくことを。
という帆高のセリフ。
この「大勢の幸せ」には、瀧くんと三葉の再会も含まれているのかもしれないわね。

そして、瀧くんは「陽菜の誕生日が来週」だと告げた帆高に、

誕生日!それはプレゼントあげなきゃだね。
と、アドバイス。
プレゼントの指輪を買いに行った帆高に、ショップ店員の三葉が、

君、ここで3時間も迷ってたもの。私だったら、すごく嬉しいと思う。きっと大丈夫、喜んでくれますよ!
と、瀧くんと三葉の二人が帆高の恋愛を応援し、背中を押していたの。
二人のおかげで恋が実るなんて素敵な設定!と感じるわね。
でも実は、二人が帆高と陽菜の恋愛をサポートしたことで、雨が止まずに東京は水没。自分たちの「階段での感動の再会」の可能性を潰してしまっていたことになるのよ。

なんという皮肉……。

あのラストで「君の名前は……?」ってならないともはや『君の名は。』ではなくなってしまうな。
瀧くんの結婚相手は三葉じゃない

帆高が陽菜を助け、雨が止まない世界に変えてしまってから3年後。
高校を卒業し、東京へ引っ越してきた帆高が瀧くんの祖母「立花 冨美」の家を訪ねるんだけど、そこでこんなシーンがあるの。
部屋にはいくつは写真が飾られている。
亡くなった旦那さんらしきおじいちゃん。賑やかな家族の集合写真。
お孫さんの結婚写真。
お孫さんの結婚写真!?
わー!瀧くんと三葉、結婚したんだぁ!
……と思うわよね。
そう。普通なら、陽菜も助かって瀧くんと三葉も結婚して、よかったよかった!で終わるはず。
しかし、前述したように帆高と陽菜の選択により、瀧くんと三葉の再会が果たされなかったとしたら、瀧くんは三葉ではない別の女性と結婚した可能性があるってことになるわ。

またまた、なんという展開……。

まさに『君の名は。』潰しだね。

彗星落下で故郷の糸守町を失い、移り住んだ東京も水没。瀧くんとも再会できずに、瀧くんは別の人と結婚なんて三葉がかわいそうすぎるわよ……泣
まとめ
今回は、『君の名は。』と『天気の子』の時系列と、「この二作品が同じ世界だった場合」について解説してきたけど、どうだったかしら。
まさかの展開にショックを受けてしまった人もいるかもしれないわね。
瀧くんと三葉の再会については、もちろん確定ではないからね。

きっと運命で繋がった二人だから、雨の中でも再会しているはず。

二人の再会した日は、きっと陽菜が晴れにしていたんだろう。

『君の名は。』のキャラクターの出演は、ファンサービスであって、二つはきっと全く別の世界なんだ。
なんてこともあるかもしれないわ。
ただの「素敵なストーリー」ではなく、たくさんのメッセージが詰まった新海誠監督作品。
まだまだ、隠されている謎や伏線を調査していきたいと思うわ。
次も楽しみにしていてね!